彼氏がすぐ仕事バックレるんです。

ブログ名どおりの状況。仕事って本当にばっくれられるんだ。そんな人はじめて!仕事って、働くって、お金を稼ぐって、人生ってなんなんだ?

お金がないとか言ってたらいつまでたっても辞められない。

今年退職する3年目の先輩の、

今日の夜勤中の名言。

 

今年で辞める、

もう絶対辞める、

と言いながら

 

いざ年度末になると

いまはお金ないから…

もう少し働けば退職金が増えるから…

今は人がいなくて大変だから…

師長に話すと色々突っ込まれるから…

「でもほんとまじで来年は辞めるから」

を繰り返して年月は過ぎていく

看護師のよくあるあれ。

 

わたしも、もうかれこれ一年半以上

辞める辞める詐欺

続けてます。

 

退職する先輩に、

「辞めたあとどうするんですか?」

って聞いたら

「うーん、まあたぶん就職先探すかなぁ、

働く気あるからニートじゃないよ、

フリーターだよ!」

と笑ってたけど、

その顔は開放感に満ち溢れて、

心底うらやましくなりました。

 

この間とあるコーチングのセミナーで、

「人間はいざ動き出そうとすると、

ホメオスタシスが働いて

現状に引き戻そうと必ずします。」

と講師の先生が言ってました。

 

ホメオスタシス、って

看護学校の免疫機能の授業の、

最初の方で習うあの"恒常性"と同じ。

 

気温が上がれば汗をかいて熱を放散し、

気温が下がれば身体の震えを起こして

その運動のエネルギーで熱を生産し、

体温を一定範囲に保つように働く、

ホメオスタシスの維持という

生物に備えられた機能。

 

生物の生息環境がかわるということは、

餌のありかをいちから探したり、

安全な隠れ場所を探したりしているうちに、

今までと違う外敵や、

飢えや、色々と

命を落とすリスクがあがる。

 

だから

生物が同じ環境に留まろうとするのは

自然界で命を守るために生物に備えられた本能なのだということらしい。

危機管理のためのホメオスタシスの維持という本能が、

人間が環境を変えようとするときにも働く。

 

どうりで、

辞めたい辞めたいと言いながらも

毎日朝早く電車に乗って、

心を無にして働いて、

残業して、

倒れるように寝て…

を延々と年単位で繰り返せるわけだ。

 

だって生物の本能だもの。

 

でも、

現代ニッポンに生きる私は

理性を司る発達した大脳を持ち、

インフラが整い、

餌が必ずあるコンビニがいたるところにあり、

欲しい情報を手に入れるスマホをもち、

最低限の生活を保障してくれる国に住んでいる。

 

環境を変えても、

生命の危機に直面するリスクが爆上がりすることはない。

 

ひよっことはいえ看護師の端くれたる者が、

生理機能に基づいたアセスメントができていなかったなと反省した。

 

変えたい、と思って行動しようとするとき

必ずと言っていいほど

いま辞めていいのかな…?

下手に動くよりこのままのほうがいいんじゃないか…?

ホメオスタシスにブロックされるけど、

自分が今どこにいて、

どこへ行きたくて、

そのためになにが必要でなにが弊害となっているのか、

根拠に基づくアセスメントをしなければと改めて考えた夜勤明けでした。